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ブラジル公演(2016年)

元国際交流基金サンパウロ日本文化センター
所長 深沢陽さまより頂いた“推薦の言葉”を新たに掲載しました

2016年 3月12日・13日サンパウロ@FECUP劇場
主催:国際交流基金サンパウロ日本文化センター

上演演目:『六花-Rocka-』『風』『化身-Keshin-』

ブラジルまでの移動時間がトランジット含めて約30時間近く要するので、8日間の旅行期間で現地での滞在は4日間、うち仕込みや本番で3日間は劇場にいたので、かなりタイトなスケジュールでしたが、国際交流基金サンパウロ日本文化センターの皆さんとは、かなり密に楽しい時間を、、、楽しいだけじゃ無かったですね、舞台の仕込みから何から全部お手伝いまでご苦労お掛けしました。時差ボケ&覚醒している私たちと連日深夜や朝までお酒の席に付き合って頂いたりと、本当にお別れが名残惜しくてたまりませんでした。
今回の日本からの同行スタッフは、チーフに森脇晃司さん、チーフ補佐として清水美智子さんの2名体制で臨ませて頂きました。併せて現地の技術スタッフの手配もこちらの要望どおりに応えて頂きまして、多くの方々に支えられての公演となりました。
今回はブラジルということで日系人の方々が多く見受けられました。とても喜んで下さって「感謝します」という身に余るようなメッセージまで頂きました。そういった経験から、これまで以上に日本人としての表現や文化を海外の方々にお伝えし、感じていただけるようなパフォーマーになれたらいいな、と夢見ました。2日間で自分史上最高の延べ750名のお客様にご来場頂きました。

「推薦の言葉」
元国際交流基金サンパウロ日本文化センター
所長 深沢陽さまより
こちらをclick

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トルコ公演(2013年)

国際人形劇デイズ2013招へい公演
3/11・14@イズミール(トルコ)

※詳細準備中

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アメリカ公演(2013年)

2013年
2/15  ニューヨーク@アジアソサエティーニューヨーク
2/21  ヒューストン@アジアソサエティーテキサスセンター
主催:国際交流基金ニューヨーク日本文化センター

百鬼どんどろ時代、海外には沢山行きましたが、NYには縁が無く「NYはスタッフでは無くパフォーマーとして行くんだ!」と他愛ない冗談としてずっと言ってきました。時は経って、岡本さんも逝去、なんとか岡本さんの三回忌記念公演を打ち上げたら翌日、国際交流基金NY様からメールが、、、。ちょっと考えられ無い事でした。「岡本さん、三回忌やったからご褒美かな、ありがとう!」と思いましたが、お礼は私を選んで下さったご担当の白崎さんにでしょうか笑。百鬼ゆめひなになって最初の海外公演が奇しくも夢のNYとなりました。都合で単身で行くことになりましたが、それでストレスを感じないようにとのご配慮で、舞台スタッフは全員NYで活躍する日本人の皆さんで固めて下さっていました。資料は事前に稽古の動画をYouTubeにUPしたものを見て頂くというのと紙面のみ。初めてお会いしてその夜が本番でしたが、数時間のお付き合いとは思えない程、私のやりたいことを分かって頂けてると感じました。2演目だったので舞台の転換もあったのですが、最初に一度だけ自分がセッティングしましたが、知らない間に全部再現できる段取りがされていました。「あれ、なんで出来たんだっけ??」と、すべてにおいてニューヨークで鍛え抜かれた日本人スタッフの仕事ぶりは圧巻の早さで、お陰様で安心して舞台に挑むことが出来ました。会場はアジアソサエティ・ニューヨークのキャパ200人程の劇場でした。こちらもお陰様でほぼ満席でした。今でも米国公演は夢だったんじゃないかと思いますが、素敵な思い出はちゃんと確かに存在しています・・・。

(追記)ヒューストンでも上演しました。現地で成功されている日本人の方がホストを申し出て下さいましてレセプションが設けられました。なので私の公演にお越し頂いたお客さまにワインやオードブルが振る舞われました。感激でした。これがアメリカなのですね、、、。

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『蛇恋-Jaren-』 劇評:大木一史(演出・脚本家) (2016年12月11日)

掲載記事=怪談専門誌 『幽』 25号(KADOKAWA):特集ページ (2016年7月5日)

岡本芳一 命日追善 映画上映会のお知らせ (2016年7月1日)

『うつ神楽』初代〈うつお〉のエピソード (2015年12月1日)

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12/24(土)伊那谷の恵と芸能の宴~ざんざ亭企画Vol.6~クリスマス・イブ特別Ver.

クリスマス・イブ上演会に寄せて

幼稚園がカトリックだったこともあり、クリスマス・イブは夜に幼稚園に行くというビックリするような事があった上に、キリスト誕生の劇や、お遊戯会があって、プレゼント交換まであって「なんだろう!この日は?!」と非常に興奮したのを良く覚えています。
大人になるまでクリスマスはお正月や誕生日と同等のイベントとして楽しんできましたが、バブル時代のクリスマスも経て、だんだんと何を祝っている祭りかもう良く分からなくなってきたのもあって、クリスマス熱もすっかり醒めてきていました。
ですが、近年のアットホームなクリスマスの過ごし方には「いいなぁ」と思うようになりました。
キリスト様だけでなくお釈迦様の誕生も祝うというには現実味がちと薄いところがあるかも知れませんが、神様の誕生日に縁あって集まった方々とお酒を飲み、美味しいものを食べて、ローソクの炎越しに覗く不思議な劇もあって「今夜は良い夜ですね」と言い合えるような暖かい場を作れたらと思いました(実際も囲炉裏を囲んで暖かいです)。
ざんざ亭の店主ハセヤンもこのようなイベントの時は、ご自身が飲みたくて買い付けてきたワインやお酒を惜しげも無くサービスしておられるので「今日のお客さんラッキーだなぁ。。」と内心思っています(言っていいのかな汗)。
アトラクション担当の我々(夏秋さん&私)も飲食に負けぬよう、しっかりと努めさせて頂きたいと思います。

是非この機会にお運び頂けると幸いです。
★お一人様参加★居心地保障付き!

飯田美千香

2016年ざんざ亭企画Vol.6
伊那谷の恵と人形芸能の宴

ゲスト
・人形師 飯田美千香(百鬼ゆめひな)
・夏秋文彦/音楽家(鍵盤ハーモニカ、ピアノ、口琴、コンツォフカ、etc.)
鍵盤ハーモニカをはじめ数多くの楽器を操り、オリジナルの楽曲や即興演奏を中心としたライブ活動を展開。ソロパフォーマンスそして数多くのミュージシャンとのコラボレーションをしながら日本はもとより、世界各国で演奏活動を続けている。伊那谷に棲む音の魔術師
http://angel.ap.teacup.com/hico/

11月23日(水)二人の素晴らしいコラボレーションがざんざ亭いて実現しました。
今回12月24日(土)クリスマスイブの日にこのコラボレーションが帰ってきます。

演目:『猫姫くぐつ姫』~生演奏Ver.~
怖くもあるが艶艶っの七変化2人がどんな融合を起こすのか今回も楽しみです。

昼の部/14:00~ 料金2,000円(食事別途)
夜の部/18:00~ 料金15,000円(1泊2食付き/料理に合うアルコール、ドリンク付)
(昼の部はジビエなランチ御注文出来ます。
夜の部はゆめひな飯田さん、夏秋さんを囲んで囲炉裏にて美味しいお酒と共に特別ディナーを御用意します。夜の部後宿泊出来なく公演を観たいという方はお問い合わせください。)

【ご予約・お問い合わせ】
ざんざ亭 TEL:0265(98)3053 FAX:0265(98)3053
〒396-0406 長野県伊那市長谷杉島1127番地
百鬼ゆめひな yumehina.net@gmail.com

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『蛇恋-Jaren-』 劇評:大木一史(演出・脚本家)

NHKでの「おしん」を始め、TBSでも数々のドラマの演出を手掛けられた大木一史氏に最新作『蛇恋-Jaren-』の劇評をお寄せ頂きました。
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今日は、浅草の近くにあるとある寺の本堂で特別なもの観てしまった。人形師百鬼ゆめひな(飯田美千香)さんの等身大の人形を使った公演だ。安珍・清姫伝説を脚色した劇だが、この際ストーリーなど大した意味を持たないと敢えて暴言を吐いてしまおう。そう、人形とゆめひなさんの奏でる一瞬一瞬にただひたすら身と心を委ねればいいいのだ。さすれば自ずと誰しもが至福の境地へと達するであろう。といった次第ですっかり圧倒されてしまったのだ。人形たちの感情の息吹に、極限まで鍛えられた肉体の躍動に、そして心の一番深い底の底に潜む情念の炸裂に・・・ふとその時、隣席に座っていた有名脚本家のKさんが立ち上がって壁際へ移動し始めた。前方の客が視界を遮るのに耐えられなくなったのだ。自分も釣られて席を立った。しかし見回すといつのまにか大半の客が立ち尽くしている。劇のあまりの強烈さに見とれしまって会場全体がほぼ総立ちの状態になっていたのだ。とその時、人形師が演ずる仮面の女が、人形師自らか操る僧侶に跨り襲い掛かった。その瞬間、着物のすそが乱れた。生身の太ももが前触れもなく突然現れた。人形たちの世界に生々しい肉体がほんの一瞬姿を現したのだ。その特権的瞬間の何と感動的な事か、もはや筆舌に尽くしがたい。エロスの何たるかをこの年で漸く分かった気になった。だが、エロスは、忽ち死の世界に取って代わられるのも世の宿命。雷が落ち、女は恐ろしいものへと変貌していくのである。エロスと死、この世とあの世、人間と人形が境界線を飄々と跨ぎながら入れ替わって行く様に、後はただただ茫然とするのみであった。

劇が終わるや否や、私とKさんはそそくさと公演場所を後にした。名も知れぬ小さな飲屋に飛び込み、感動の興奮さめやらぬまま杯を交わし始めた。
いつしか下町の夜は更けて行った。